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はじめに。

このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。】

これは、青空文庫さまの全原稿の最後に掲載されている文章です。私たちは、その活動をなさる皆さまお一人おひとりに深い感謝と敬意をここに申し上げます。今、インターネットというインフラを背景に、青空文庫で活動される皆さまの"存在"があたかも当たり前のように感じられる風潮を感じます。しかし、それは違います。為さる、お一人おひとりの"思い"によって”創造”され、”蓄積”され、”継続”されているからこそある存在です。「青空」を見上げ、手を伸ばせば誰にでもその貴重な文化遺産である"その本"を手にすることができる。これは大事業であり「偉業」です。 

私たちは人とひとの”触れ合いこそ”を、最重要としています。AIテクノロジーを台頭に突き進むデジタル社会の中、私たちはあくまでアナログと呼ばれることを後世に残し受け継がれるようにしようとします。当会の会員の方々は決してプロばかりではありません。しかし、集われる方々の”思い”はプロ・アマの別なく”一心”に共有しています。当会は、”そのお一人おひとりの思いを根本”とします。当会会員様のみならず全ての朗読する方は、聴者に”伝えるため”に紙にたくさん自身のメモを入れ、何度も何度も声にし、読み込みます。

私たちはその朗読活動を通じ何かのお役に立てれば・・・と願っています。日々避けたくとも飛び込んでくるニュースは目を背けざるを得ない”暗い雲”に覆われるほどです。そんな”暗雲”に私たちの草の根活動を通じ、わずかでも聴者の方に”青空”が射し込みますように、そして後世にこの活動が受け継がれていくことを願うコミュニティです。

「会員、Mさまのエピソード」のご紹介

~Mさまは、幼いころからお孫さんに読み聞かせをされて来られました。お孫さんは成長されすっかり”本好き”になられました。お孫さんはご両親のお仕事で引っ越されることになりました。Mさまはこれからも朗読教室に通われます。~

Mさまがいつの日かご収録なさり、遠く離れて行くお孫さんにそのご朗読が届くことを願ってやみません。

2019年12月吉日 ~あなたの心に届きますように~ 朗読文庫organization 発起人